複数の不動産査定をとった方が良いでしょうか。
2022年4月28日

答→とった方が良いです。

ただ、査定価格は、あくまで市場の相場価格の参考程度に考え、金額に踊らされないようにしましょう。
質問者
質問者
良く複数の業者から査定をとった方が良いと書いてありますが、取ってみた方が良いのでしょうか。
取った方が良いと思います。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
なぜでしょうか?
査定価格が算定する不動産会社によって違うからです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
査定は、過去の取引のデータを使って出すと聞きました。 同じデータを使うのであれば、同じ価格になるはずですよね?
その同じデータというのがポイントです。 会社毎に持っているデータに違いがあるのです。 一般に不動産会社は、レインズというサイトに登録された過去の取引の事例を見ます。 これだけであれば、皆同じデータと言うことになります。 でも、それだけでなく、その不動産会社が扱った過去の物件の価格だったり、物件の近隣の不動産会社から聞いたり、実際、購入しそうな人や業者にあたったりしてデータを集めることもあります。 つまり、持っているデータも違うのです。 また、どのデータを参考にするかの選択は、不動産業者によって違います。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
ということは、やはり、多くの業者さんから査定を取った方がより正確な査定が分かることになりますね。
そうなります。 しかし、ことを難しくさせるのは、査定が単にデータを元に出しているのであれば良いのですが、不動産会社によっては、データだけで価格を算定しないことです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
どういうことですか。
査定価格には、データに基づいた数字だけでなく、不動産会社の思惑が含まれるからです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
データ以外の思惑って何ですか。
査定を高くつけるとお客さんは、喜んでくれますから、売却の依頼をいただける可能性が高くなります。 だから、データ以上に高くつけようということになるわけです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
データ以外の思惑って何ですか。
査定を高くつけるとお客さんは、喜んでくれますから、売却の依頼をいただける可能性が高くなります。 だから、データ以上に高くつけようということになるわけです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
でも、その価格で売れない場合は、問題になりませんか。
そもそも査定ですから、特に何の保証もしません。 単に、その価格で売れないのであれば、下げて売りましょうというだけなので、特に問題にはならないのです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
お客さんは怒りませんか。
怒る方もいらっしゃるかもしれませんが、事前に、そもそも査定とはそういうものと説明しますので、納得いただけることが多いのではないでしょうか。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
それでは、どの会社も高い価格をつけることになりますね。 どの会社も依頼が欲しいでしょうから。
それが、そうではありません。 お客さんは、高い価格を見てしまうと、それに縛られ、正しい判断が難しくなります。 適正な価格で買いたいという人がでてきたのに、査定より低い価格だというだけで、その人に売るという決断ができなくなることが多いのです。 不動産会社は、高い査定価格を見せる弊害があることを知っているので、本当にお客様のことを考えている会社は、データにないような査定価格はつけません。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
なるほど。 では、低い価格をつけた不動産会社は信頼できますね。
それも、そう簡単な話にはなりません。 低い価格にも、不動産会社の思惑が入っている可能性があります。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
どのような思惑ですか。
低い価格を査定として出すことにより、売り出す価格を低くしてもらって、その不動産会社が知っているお客さんに不動産に買いやすくしたいという思惑です。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
それで、その不動産屋さんは、何を得するのですか。
不動産会社の手数料は、成功報酬制、つまり、物件が売れないともらえません。 そこで、確実に報酬を得るためには、低い価格で売りに出してもらい、確実に売りたいという思惑が生じるのです。 また、不動産会社が知っている人に売れば、売主側だけでなく、買主側からも仲介を依頼され、売主、買主のどちらからも手数料を得られます。 これを両手仲介と言いますが、不動産会社には、両手仲介を狙いたいという思惑があるのです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
なるほど。 そうすると、査定が低い不動産会社も要注意ですね。
そうなってしまいますが、実際は、査定価格だけで、どの会社に頼むかを決めるのは、そもそもナンセンスなのです。 査定価格は、あくまで市場価格の予想にすぎません。 実際、いくらで売れるかは、市場が決めます。 一般に売りに出して、売れた価格こそ、その不動産の価格なのですから、いくらで売れるかは、査定価格とは無関係なのです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
では、査定を複数とることに意味はないのではないですか?
そうではありません。 やはり、市場の動向を把握するという意味では、査定を複数とる意味はあります。 市場を把握したうえで、自分の売りたい金額、不動産を売りに出す価格を決めるべきなのです。 しかし、いわゆる「一括査定サイト」への依頼は、私はお勧めしません。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
なぜでしょう?
一括査定サイトによる査定は、あなたの売ろうとしている物件を見ることもなく、価格を出しているからです。 一括査定サイトに登録した不動産会社は、査定の依頼が山のように届くことになります。 それを一つ一つ、現地を見に行って査定をするということは、難しいのです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
物件を見なくても、査定はできるのですね。
近隣の土地、建物の過去の取引データ自体などインターネットで取得できるデータで、査定を出すこと自体は可能です。 しかし、土地、建物は、同じものは世界に一つもありません。 実際に、物件を見て、その特性を把握しなければ、正確な査定は難しいと私は考えます。 物件をみることもなく出した不正確な査定を複数見ることは、売り出し価格の決定や売却価格の決定の判断に悪影響を及ぼすこともあると思います。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
それで、一括査定サイトに頼むのは、おすすめされないのですね。
さらには、複数の会社への対応も大変です。 一括査定で査定を依頼された会社は、一括査定サイト側に紹介料を支払うシステムになっています。 経費をかけた分、不動産会社は、必死に経費を取り返そうと営業をかけてきます。 また、一括査定ですから、複数業者とのお客の奪い合いになるわけで、なおさら必死に営業をかけることになります。 依頼した側は、複数の会社からかかる営業電話に対応しなければならないため、なかなか大変なのです。
宅建士
宅建士
質問者
質問者
そまとめると、 1 複数の不動産会社の査定をとって、市場の動向をみよう。 2 査定の価格で不動産会社を決めるのは、やめよう。 ということになりますね。
その通りです。 査定をうまく利用し、適正な価格での売買を目指しましょう。
宅建士
宅建士